◇備忘録 ~Bounty of the Hunt~

『風雲立方体 ~フーウンリッポータイ~』の別館。更新履歴含め、何やか書きます。

博士の愛した数式(上)

 《Richard Garfield, Ph.D.》、その人。

 試しにキューブに投入したところ、思わぬ事態に。

 何が起こったのか、って、いや、・・《Time Walk》だの《Umezawa's Jitte》だのが湧いてきた、だけ。
 つくづく発想が貧困である。
 っつーか、だいたい《Richard》が場を離れたら何がどーなんだかよくわからんかった、という。



 ついては、よくよく考察してみるに。
 ・・・。
 ・・・・・?
 ・・・・・・・!
 書いてあることをジぃーっくり読んでみると、意外なことがわかった。
 コレはおそらく、誰ひとり(Richard自身ですら)気づいていないことでなかろか?(銀枠を深く考える人なぞおりますまい)



 一般的にこのカードは(「一般」・・?)、いわゆる「メンタル・マジック」を可能にする能力を持っていると思われている。でも、ホントにそーなら、このテキストでは成立してなくはないか?

 まずハッキリさせないといけないのは、
 コレは単に、
カードの「プレイ」に関する要素の一部を代替することを許可する常在型能力である
 ということ。

 《Fist of Suns》がプレイに必要なコストに関して代替を許可するように、
 プレイに際して参照されるカードそのものの代替を許可するものである。

 そして、呪文がスタック上で解決を待っている場合、それは既にプレイを終えている(総合ルール409.1i)。
 従ってこの時点で、もはやその呪文は《Richard》とは無関係であり、ただカードの文面どおりに解決されるのみ、ということになる、はず。

 そう。
 逆立ちしても《Myr》は《Jitte》にはなれんのだッ。だ、騙されたぁ!?

(つづく)