《Richard Garfield, Ph.D.》、その人。
試しにキューブに投入したところ、思わぬ事態に。
何が起こったのか、って、いや、・・《Time Walk》だの《Umezawa's Jitte》だのが湧いてきた、だけ。
つくづく発想が貧困である。
っつーか、だいたい《Richard》が場を離れたら何がどーなんだかよくわからんかった、という。
ついては、よくよく考察してみるに。
・・・。
・・・・・?
・・・・・・・!
書いてあることをジぃーっくり読んでみると、意外なことがわかった。
コレはおそらく、誰ひとり(Richard自身ですら)気づいていないことでなかろか?(銀枠を深く考える人なぞおりますまい)
一般的にこのカードは(「一般」・・?)、いわゆる「メンタル・マジック」を可能にする能力を持っていると思われている。でも、ホントにそーなら、このテキストでは成立してなくはないか?
まずハッキリさせないといけないのは、
コレは単に、
カードの「プレイ」に関する要素の一部を代替することを許可する常在型能力である
ということ。
《Fist of Suns》がプレイに必要なコストに関して代替を許可するように、
プレイに際して参照されるカードそのものの代替を許可するものである。
そして、呪文がスタック上で解決を待っている場合、それは既にプレイを終えている(総合ルール409.1i)。
従ってこの時点で、もはやその呪文は《Richard》とは無関係であり、ただカードの文面どおりに解決されるのみ、ということになる、はず。
そう。
逆立ちしても《Myr》は《Jitte》にはなれんのだッ。だ、騙されたぁ!?
(つづく)